消化器内科

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肝胆膵疾患

肝疾患(肝炎、肝硬変、肝がん)

肝疾患には、脂肪肝、ウイルス性肝炎、非ウイルス性肝炎、肝硬変、肝がんが含まれます。

  • 脂肪肝:肥満や糖尿病に関連して、肝臓に脂肪が蓄積する疾患です。以前は肥満や食べすぎの結果で良性の状態と思われてきましたが、いまでは肝硬変や肝臓がんの原因としても重要視されてます。生活習慣の改善(食事、運動)が重要です。
  • ウイルス性肝炎(B型・C型):ウイルスが原因で肝臓に炎症が生じ、慢性化すると肝硬変や肝がんに進行します。抗ウイルス薬が治療に用いられます。
  • 肝がん:早期発見が重要で、肝機能検査や超音波検査が推奨されます。治療には、手術、化学療法、放射線療法が用いられます。

胆道疾患(胆石症、胆嚢炎)

胆道疾患では、胆石症胆嚢炎が代表的です。

  • 胆石症:胆嚢内に結石が形成され、右上腹部の痛みや吐き気を伴います。激しい痛みが続く場合は、胆嚢摘出手術が行われることがあります。
  • 胆嚢炎:胆石や感染による胆嚢の炎症で、発熱や腹痛が伴います。抗生物質や手術が治療に用いられます。

膵疾患(急性膵炎、慢性膵炎、膵のう胞、膵がん)

膵疾患には、急性膵炎、慢性膵炎、膵のう胞、膵がんが含まれます。

  • 急性膵炎:膵臓が自己消化されることで急激な腹痛を引き起こします。アルコールや胆石が主な原因で、治療には禁酒と点滴治療が必要です。
  • 慢性膵炎:長期的な膵臓の炎症で膵機能が低下し、消化不良や糖尿病のリスクが高まります。食事制限や薬物療法が行われます。
  • 膵のう胞:膵臓の内部にできる小さな袋状の病変であり、特に症状は起こさずに腹部エコー、CT、MRIなどで偶然発見されることが通常です。一部がん化することも知られており、専門医による診察と定期的なフォローアップが推奨されます。
  • 膵がん:早期発見が困難で進行が早い病気です。外科手術、化学療法、放射線療法が治療に用いられます。早期発見には定期的な検査が必要です。
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