院長挨拶

院長挨拶

院長からのご挨拶

10月1日付で新宿三井ビルクリニックに着任しました笠尾と申します。前任の東京警察病院には30年以上勤務し、不整脈を中心に循環器疾患全般の診療に従事して参りました。循環器疾患は緊急性が高く、ときに生命に直結する病気ですが、一方で長期間にわたり専門的な診察と適切な治療が必要となることが多く、普段の診療が大変重要です。

人生100年時代は心血管疾患(心不全など)と悪性腫瘍の時代とも言え、心血管疾患は依然として世界で最多の死因である(死因の1/3)と報告されております。
我が国は超高齢化社会に突入し、心不全を発症する高齢患者さんが急増しています。学会ではこの現象を“心不全パンデミック”と命名し、発症予防を目的に様々な対策を講じております。高血圧症・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病(特に高血圧症が重要)は心不全の発症に深く関与しておりますが、生活習慣病には自覚症状がないため、治療が遅れがちになります。隠れ心不全(心不全発症前)の段階でそれらをしっかりコントロールし、発症を予防することが重要です。高血圧症の場合、健診やドック受診を通じ血圧に興味を持っていただくことが第一歩であり、高血圧症と上手につきあい、心不全発症を予防しようではありませんか。それでも心不全が生じてしまった場合には、適切な治療を受けることにより悪化を防ぐことができます。当クリニックは診療部門とドック・健診部門を有しており、シームレスな診断・治療が可能です。息切れ・むくみなどの自覚症状がある方、ドック・健診で異常が判明した方は迷わず診療部門を受診して下さい。

悪性腫瘍は充分な予防が難しいので早期発見が重要になりますが、当クリニックでは悪性腫瘍の早期発見に尽力し、精査や治療を要する場合には、高度医療機関を速やかにご紹介いたします。

新宿三井ビルクリニックは、半世紀以上前の1974年10月1日、新宿三井ビルに開院した歴史あるクリニックで、その基本理念である「全人的な医療で社会貢献を」を貫くために、長年努力を重ねて参りました。内科・循環器内科・消化器内科・呼吸器内科・糖尿病内科については認定・専門医資格を有する経験豊富な医師が外来・ドック・健診を担当し、乳腺外科・婦人科・皮膚科についても専門の医師が診療を行っております。生活習慣病、循環器疾患(心不全・虚血性心疾患・不整脈など)、呼吸器疾患(喘息・肺炎など)、消化器疾患(胃潰瘍・肝障害など)など複数の疾患をお持ちの患者様は、当クリニック各科専門医の診察を同日に受けることができます。患者様に寄り添い、快適で安心な診療を受けていただけるよう努力する所存ですので、なにか気になることがありましたら気軽にご相談下さい。

新宿三井ビルクリニック
院長 笠尾昌史
人間ドック個人受診の方 WEB予約 ご予約・お問い合わせ