循環器内科

狭心症

狭心症は、心臓の表面に張り巡らされた冠動脈が部分的に狭くなることで、心筋に十分な酸素が供給されず、胸部に痛みや圧迫感を引き起こす状態です。典型的には、運動中やストレスが強まる状況で症状が現れますが、安静にすると数分で消失することが多いです。治療の基本は、冠動脈の血流を改善する薬物療法（ニトログリセリン、β遮断薬、カルシウム拮抗薬など）、カテーテルによる冠動脈手術が基本となりますが、それに加えて、生活習慣の見直し（禁煙、食事改善、定期的な運動）も重要です。

心筋梗塞

心筋梗塞は、冠動脈が完全に閉塞することにより、心筋への血流が途絶え、心筋細胞が壊死してしまう状態です。激しい胸痛、呼吸困難、冷や汗、吐き気などの症状が現れ、緊急治療が必要です。迅速な治療が行われないと、心臓機能の低下や生命の危険を伴います。治療には、血栓溶解薬、カテーテルによる血管の再開通手術、バイパス手術などが行われ、治療後も長期的な薬物療法と生活習慣の管理が重要です。心筋梗塞の予防には、動脈硬化の進行を抑えるための健康管理が不可欠です。

狭心症・心筋梗塞に関しては、症状だけからの判断は難しいことが多く、必要な検査を迅速に行い、冠動脈病変の有無を含めた正しい診断をつけることが非常に重要です。榊原サピアタワークリニックでは最新鋭のCT装置を備え、安全・迅速な検査を行っており、東京駅直結の利便性良い環境で、グループクリニックからの患者様を広く受け入れております。冠動脈病変が認められた場合は、専門医とよく相談し、カテーテル検査へと進みます。当院所属の専門医と関係性が深く心臓病治療で信頼できる病院（東京ベイ・浦安市川医療センター、順天堂大学、東京女子医科大学、虎ノ門病院、聖路加国際病院、心臓血管研究所、榊原記念病院など）へご紹介いたします。